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会津若松 さいとう歯科医院ブログ

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お口の相談室。

レッジ


感染根管治療(再治療)は、いろいろなトラブルがあって難しい。
でも、やりがいもあります.
一番初めに麻酔をして神経をとる治療(抜髄)で力任せにガリガリ削っていくと、ますます治療が複雑になり治らないこともあります。

例えば、こんな悪い症例があります。

穿孔寸前のレッジ形成

初診時
青○の白く線が、本来の根管でないところを、ガリガリと削ったあと。
赤線が正しい根管

レッジ_b0196070_15250428.jpg


根充後
レッジ_b0196070_15281042.jpg
確かに私も治療してみて、前の先生の事情も分かります。
7番で歯が傾斜して、お口が狭いので、根管が見にくく、やりにくいので、どうしても力任せになりやすい。

この歯は、たまたま本来の根管がたやすく見つかりうまくいったでしょう。
レッジ修正ができないと、痛みを取り除けなかったかもしれません。

根管治療の良しあしで、歯の将来が決まります。

根管治療は専門医か、得意な先生がおすすめ。








by saitou-dental | 2014-03-08 15:30 | 歯内療法

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